顔が見えない相手

言葉一つ一つにトゲがある人がいる。
また、いつも柔和な人なのに、機嫌が悪いのか刺々しい言い方をすることがある。
「何か怒ってるかな?」と気にしてしまうたちなので、何が悪かったのか、頭がフル回転する。

「別に。怒ってないし」と分かりやすいことではなくて、「僕”は”、こうした方が良いって言ったんですけどね」というように、暗に不満を含ませるようなのがトゲだと思う。
「僕も、こうした方が良いと思いました」と柔らかくして、心の中では代替案を叫んでおく方が良いと思う。

でも心の中で爆発させるとストレスがどんどん溜まる。
外国人は日本語のこういった微妙なニュアンスが大嫌いだと言うが、日本人だってハッキリ言えない状況にもやもやする。
少しでも発散したいから、ついトゲをつけてしまうのだ。

でもいつも、トゲがある人は問題だと思う。
何がそんなに不満なの?と言いたくなる。
心の声がトゲに現れていると私は思うので、「ハッキリ言いたいことがあったら言ってくださいよ」とこれまたトゲトゲ全開で喧嘩口調になってしまいそうでコワイ。

こう考えてみると、トゲが多いのは私だ。
気が強いし、細かい言いぐさがきになってしまうので、言葉に含まれる感情をきちんと伝えてください、聞きますから、と思ってしまうのだ。
トゲを外すには、接続詞などに怒りを込めないことだ。

「私”は”、やったんですよ」と言うときに”は”の部分を高くしてしまうと、「私はやったけど、あの人はやらなかった」と聞こえてしまう。
柔らかく柔らかく、心がけよう。

«
»