子どもから見た半人前な母親の私

自分ができることと自分ができることを人に教えるって全く違う作業と気がついた私。
自分ができるからと言い、上手に教えられるかといったら、それはまた違う問題です。
それに気がついたのは子どもが生まれてからでした。

自分が長い期間習っていたピアノを子どもに教えようとした時です。
なかなか上手に教えられない自分にびっくりしました。
あんなに好きなピアノを子どもにも好きと言ってほしかったのに、どう教えたら子どもが上手に弾けるようになるのか、子どもに分かりやすく教えることができるのか、全く分からないのです。
そして、私が弾くピアノの音を聴かせることしかできませんでした。
でも、2年間ほどしか習わなかったそろばんを教えてみたら、すごく子どもが分かりやすいと言うのです。
そして、子ども自身の好き嫌いもあるかもしれませんが、私もすんなり子どもの成長を見届けることができたのです。
もちろん、上達の早いそろばんの方が子どもたちも親しんでいます。
どこの教え方が違うのか今でも分からないままなのですが、私自身はそろばんよりももちろんピアノの方が好きなのです。
不思議なことです。
自分の不得意だと思っていることの方が上手に教えられるなんて。
もしかしたら、できない気持ちがわかるからこそ、上手に教えられるのかもしれません。
できないのが当たり前だと思っているからこそ、丁寧にそしてできなくてもいいという気持ちの余裕が子どもたちにも伝わっているのかもしれません。
そう思えば、そろばんは子どもが嫌になったらいつでも辞めていいと言える自分がいますが、ピアノをもし習い始めたらある程度弾けるところまではやり続けてほしいと自分の思いを強く持っている私がいるのかもしれません。
教えることと自分が実際にやることは大きく違うんだと知った私。
ピアノに関してもそろばんの様に焦らず、大きな気持ちで構えてあげられたらいいな、と反省しつつもピアノを頑張らせてしまいそうになる自分もいます。
まだまだ母親として一人前になれない私です。

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