何を基準に職業を選択するか
「何をしたいか?」
これは、私が学生の頃から考え続けている課題です。
将来の目標って、そう簡単に見つかるものじゃないですよね。
野球選手やサッカー選手の、子供の頃の将来の目標は、明確に「世界一の野球選手になる!」や、「世界一のクラブで10番をつける!」といった目標を立てていますよね。
それをテレビ番組で見たりすると、本当に感心します。
私は、今まで明確な将来の目標があったわけではありません。
なので、そういった明確な目標を、夢を持って語っている人を見ると、とても羨ましく思います。
ただ、「何をしたいか?」は分からなくても、「何をしている時が楽しいか?」は分かった気がします。
接客をしていて、お客様に合ったサービスを提供できた時、お客様がそれに喜んでお礼を言われた時は最高です。
そして、お店の業績を上げなければいけない時、従業員に協力してもらうために、従業員の意見を聞いたりすることもあります。
従業員の意見を元にお店のレイアウトや、お客様へのサービスを始めて、思った以上の成果が出た時も最高の気分です。
「何をしている時が楽しいか?嬉しいか?」、「何に興味があるのか?」
これを元に、職業を決めてもいいような気がします。
考えてみれば、将来の目標を、ほとんどの人たちが明確に持てているわけではないように思います。
ただ、どのような理由で職業を選ぶのかは、人それぞれでいいのではないかと思います。それで日々の生活が充実していれば問題ないですよね。
私は現在転職活動中ですが、これから「何をしている時が楽しいか?嬉しいか?」で、職業を選択していこうと思います。
子供の将来
私は公立の小学校と中学校に通っていましたが、今思い返してみると、このときから既に向上心のある人とない人の差があったように思います。
向上心のない人は、基本的に将来のことは何も考えていなかった気がします。
いや、夢がないだとか、そういう意味ではなくて、自分の進路やキャリアについて考えられるだけの知識を持っていなかった気がします。
なぜならば、両親がそういう知識がないから。
向上心や知識欲のある人の家庭は、親が四大出身で、サラリーマンだったりする、ホワイトカラーが多かったように思われます。
そうでなければ、高校を卒業する前に、大学に行けと言われないし、社会に出た時にどんな道があるのか教えてもらえません。
特別、言葉で教えてもらうわけではないかもしれませんね、子供が自然と感じ取って成長していくものでしょう。
子供は親の背中を見て育つ、と言いますが、その通りではないでしょうか。
結局は、自分の身近にいる大人に学んでいくのでしょう。
職業や生き方について、十分な知識があるかどうか、と、自分がそうなりたいと少しでも考えることが出来るかどうか、この二つを持ち合わせているかどうかは、子供にとってとても大切なことのように思われます。
知らないものには、なりようがないし、目指すこともできません。
なれるなれないはおいておいても、子供のころ、小学生の頃に、沢山の選択肢を知っているかどうか、はとても大切です。
元々、向上心のない人間なんていないと思います。
沢山の選択肢と、そこに行きつくために必要なものが何であるのかを分かる環境で育ってほしいと願います。