息子の育児
女系家族で育ち、「男の子」というもの自体、異質でどう扱えば良いのか戸惑う事の連続だった息子への慣れない育児。
上の子である長女への悩みが何事にも挑戦したがらず消極的だという事だったのに対し、息子の方は「さっぱり話が通じない!」という、こちらをストレスフルになせてくれる悩みを抱えてきました。
娘の方は一度注意した事は次からはしないのですが、息子は何度言っても聞いてはいない。
例えば、笛やラッパ等、口に含む玩具を床に直接置いては汚いからダメよ・・という注意を三年程し続けて、やっと治りました。
食事時に肘はつかない、食べ物を口に入れながら喋らない、主語を言わなきゃ誰の事を言ってるのか分からない、二年生の夏休みは九九を覚えなきゃならない等々。
全くもって効き目なしで、もう半ば私が匙を投げたような形で、息子への小言は終焉を迎えたのです。
現在息子は小学校高学年です。
低学年の頃の酷さに比べれば、本人比ではそれなりの成長もあったのですが、やはり同年代のお子さんに比べたら幼稚で、中学受験とも無縁の成績。
それでも私は思うのです。
親の理想通りに子供は育たないんだなと。
私も「○○のようなお母さん像」を息子に押し付けられたら到底無理で、平均点に満たない母親なんだもの。
お互い、(現実はこんなものよね!)と明るく折り合いをつけている親子関係に、この上ない居心地の良さを感じるのです。
あくまでも本人比での成長さえ見込めれば、トンビの子はトンビで十分だと思う日々なのです。
お婿さんを待ち望む女系家族
私の家は女系家族です。
祖父が病気で亡くなり、父も闘病中で、家にいる男性は弟のみ。
弟夫婦には子供が3人いるのですが、全員女の子なので、絵に書いたような女系家族なのです。
女ばっかりだと、生活していく上で困不便なことが多々あります。
例えば、力仕事。
何か重い物を移動させるときなど、必ず弟が呼ばれるので、弟は「また俺かよー」とブツブツ言ってます。
あとは、高いところにあるものを取る時なんかも、弟の出番です。
弟は180cm以上あるので、椅子に乗らなくても電球を取り換えることができるんです。
そういう時、もし弟がいなかったらいろいろと不便だったんだろうなぁとつくづく思います。
我が家に弟以外の男性が増えることはこの先あるんだろうか、とたまに考えることがあります。
姉はずいぶん前にお嫁に行きました。
可能性があるとすれば、私か姪っ子がお婿さんをもらうか、弟嫁が男の子を産むか、ということになります。
私の彼氏は長男だし、彼と結婚することになれば、まず私が嫁に行くことになるでしょう。
とすれば、弟嫁が男の子を産むしかないわけです。
女の子が3人いるだけでもてんやわんやなのに、もう1人、しかも男の子となると・・・ちょっと難しいような気がします。
そうなると、あとは姪っ子に頼るしかなくなってきます。
3人もいるんだから、誰か一人くらいはお婿さんもらってくれるでしょう。
まあ、何年先のことになるかわかりませんけどね。
というわけで、しばらく女系家族のままであることは間違いないと思います。
姪っ子がお婿さんを迎えるその日まで、弟が元気でいてくれるよう祈ります。