オルゴールを聞きながら文を書く
私には、お気に入りのCDがある。
オルゴール曲を収録したもので、柔らかい音と、優しいメロディーが静かに心に沁みてくるような作品である。
落ち着きたい時や、リフレッシュしたい時等にはぴったりの音楽だ。
また、手紙を書く時のような、文章を書く時にもお勧めの音楽である。
私は感受性が高いのか、音楽を聞いていると勝手に私の頭の中の小説家が活動を開始する。
メロディーに合わせて、勝手に物語を書き始めるのである。
色んな光景が頭の中に浮かんで来て、色んな文章が流れてくるのだ。
オルゴールの曲を聞く時は、特に活発にその能力と言うか特技が発揮される。
もちろん、全部自己満足の世界である。
自分で勝手に妄想して、楽しむだけだ。
こんな話をしていたら、分かる分かると意外な返答があった。
彼女もまた私と同じようなタイプらしく、頭の中で勝手に小説家が目を覚ますらしいのだ。
ただ、音楽を聞いた時ではなくお風呂に入っている時とのこと。
血流が良くなるからだろうか、それともリラックス効果がそうさせているのだろうか。
いずれにしても、似たような人間に会うことができてとても嬉しく思った。
やはり、似たような人間がどこにでもいるようで面白い。
さて、今日も誰かに手紙を書くとしよう。
手紙を書くことで、コチラも心が落ち着いてくる。
辞典を引きながら書くことになるので、忘れていた漢字を思い出すきっかけになる。
それに、手紙を書いたりもらったりすることは、とても嬉しいものである。
ある日突然郵便受けに届いていたりすると、ワクワクしてくる。
きっと手紙を送った相手もそうに違いない。
ラジオ生活
移動するとき、イヤホンをして何かを聴いていないと時間がもったいない気がする。
駅まで歩くその道すがら、何も聴かずに歩いているだけでは無駄な時間を過ごしてると思う性格はせっかちというか、合理的すぎるのだろうか。
音楽を聴くだけではなくて、移動しながら新たな知識を得たいと思うので、ラジオやポットキャストを聴いている。
経済番組や株式についてついて解説する番組を聴いていたが、最近では勉強になるかどうかはどうでもよくなってしまっている。
もっぱらAMラジオの番組を聴くようになり、新たな趣味が見つかったようだ。
お笑い芸人の方が深夜に放送しているラジオを聴いていて、テレビでは話せない笑いがたくさんあるんだなと感心した。
しかし、最近では芸人さん以上にはまっている番組がある。
民放の男性アナウンサーがメインをつとめる番組だ。
報道や爽やかな朝番組のイメージがあるため、時事ネタの番組だろうと思っていたが全然違った。
とにかくブラックな思考で、流行ものに対しても斜に構えるアナウンサーらしからぬ姿勢。
皮肉や自分の情けなさなどを巧みな言葉遣いで話すので、一言一句面白い。
電車の中でも路上でも、笑いが止まらなくなるぐらいだ。
人間の意外な部分が見え隠れするラジオは本当に面白いものだ。