小学校時代の美化された給食と思い出
揚げパンが好きだった私。
最近よく懐かしの給食メニューの様な商品が売られるようになりました。
もちろん、揚げパンを見るとついつい買いたくなってしまいます。
他にもいろいろな美味しいメニューがありました。
御当地ならではのメニューもあったのですが、特に美味しかったのが麺でした。
私は和食中心の食事が多かったので、給食が始まり、うどんの様な麺の上にミートソースがのっていることがとても衝撃的でした。
こんなものがこの世の中には存在するのか!と思ったほどでした。
今思えば、高校時代にハンバーガーを始めて食べた私。
周りの友達と比べても、洋食を食べる経験が少なかったから、なおさら驚きました。
そして、確かに味は美味しく、麺の柔らかさもなかなかでした。
そして、この間、その麺がスーパーで売られているのを見た私はついつい買って、自分で作ってみました。
あれ…こんな味だったかな?、それが第一印象でした。
まずくはないのです、美味しいのですが、もっと違う味だったような記憶があり、期待を裏切られたような感覚でした。
揚げパンもそうなのですが、あのころはもっとこんな風に味わっていたはず!と思うと、少し残念な気持ちになります。
その話を家族にしたところ、「思い出って美化されちゃうのよね~!」と姉に言われた私。
確かに、給食の味はすごく美味しかった記憶があります。
そして、初恋の彼もすごくかっこよかったような気がします。
さらに小学校生活をとても毎日楽しく過ごし、悩みなんかはなかったような気がします。
でも、やっぱり実際あの頃はそんなことばかりではなかったかもしれない、と思うと美化された給食の味は思い出のままとっておきたいなんて、センチメンタルな気分になりました。
給食の大切さ
私の住んでいた地域では小学校、中学校まで給食制度が取り入れられていた。
そのことで母親は弁当を作らなくてよいと大喜びであったが、子供達にとっては給食は準備の為に重い食器を運ばなければならないし、嫌いな食べ物も時には出てくるので、みんながみんな給食について喜んでいたわけではなかったような気がする。
しかし大人になった今、はじめて確かにあの時の給食が健康的な食生活とはなんたるかを教えてくれていたことが良く分かった。
給食は色もとりどりでバランスがとれているし、栄養価までもきちんと計算されている。
毎日私の大好きな甘いものがでるわけではないが、たまにはご褒美のようにパンをあげて黒砂糖がかかったものや、クリスマスなどではケ-キなどもでてきて嬉しかったものだ。
このような学校給食から学べたことは意外に多く、お皿に同じ色がならんでいると、あれ、なにか美しくないだけでなく栄養が偏っているかもしれないな、とか、毎日砂糖をとりすぎているかな、とか大人になった私にまで注意を与えてくれるのだ。
最近ではひどいアレルギ-の子や個性によって好き嫌いがあるので先生方か決まった食事をおしつけるのは難しいことだろう。
それでもこの給食が与える食に関する教育の価値に是非気づいてほしいものである。
給食費未納問題などは、自己中心的な思想しか出来ない屁理屈屋ほど、あえて支払いを拒否しているらしい。
クレジットカード払いでも現金でも、しっかり徴収して欲しいところ。