貪欲な私の食べ放題スタイルの結末
食べ放題のお店に行くと必ず食べ過ぎていた私。
この間初めて、そのようなお店に行っても腹8分目で抑えることができたのです。
自分でもびっくりしたのですが、なぜそうできたのか振り返って考えてみました。
まずは、私のお財布からの支払いではなかったということが大きな理由の一つかもしれません。
普段だったら、せっかくお金を払ったのだから、たくさん食べないと「元をとれない」と思い込んでいる私。
今回は、「奢り」です。
私の支出ではないので、元を取ると言う感覚がなく、美味しいものを食べたいという素直な気持ちで普段の外食と変わらない心持ちができたのかもしれません。
やはり、自分のお金で食べに行く時は「ランチで食べたとしても、夕飯分まで食べてやろう!」なんて、セコイ考えで挑みます。
でも、そんなことは到底無理で、さらに気持ちが悪い…と思いながら帰宅することが多いです。
せっかくの外食がそれでは台無しです。
うまくいった今回は、「また行きたいな!」と思える心の余裕と、今日の夕飯は軽めにしておこうと言う身体(胃袋)の余裕がありました。
そう思うと、食べ過ぎてしまった時と程良く食べた時、「元を取ろう」とする意識を無くした方がメリットが多い様な気がします。
また、体の負担を考えても、良いことは少ないでしょう。
それが分かっていながらも、無理してしまう自分はかなり貪欲なんだなと悲しくなってきてしまいますが、私だけではないことにこの間気がついたのです。
その日隣のテーブルに座っていた人が「食べすぎちゃうのよね~」とベルトを緩めていたのです。
どれだけ食べてもいいから食べ過ぎてしまうのか、またはどれだけ食べても値段は一緒だからたくさん食べようとしてしまうのか、理由はそれぞれ違うかもしれませんが、確実に普段よりも頑張って食べてしまう人がいるんだと思った瞬間、すごく安心しました。
自分の意地汚さに悲しくなってきているとき、現れた救世主…というよりも同志と言った方が感覚が近いかもしれません。
その同志のベルトを外した姿を見て、今回の私はいつもと違うのよ~なんて思いながらもホッとした自分がいました。
きっと私は次回食事に行った時はまた食べまくってしまうんだろうと思います。