自然の循環

昔の人々の生活について聞きました。
昔は山や川が、うまく人間の生活と合わさり、自然と人間とがうまく循環していたのですね。
祖父の家は昔、五右衛門風呂でした。
その風呂の燃料は木の枝や薪です。

山から木を間伐して、木の枝を集めてきて、木を燃やして風呂の水を温めます。
私が生まれた時期は、さすがにガスは使われていましたので、キッチンの火は薪や木の枝ではありませんでした。
山の木を間伐することにより、山が整備されます。
山が整備されると、山に住む動物たちの餌も効率よく生産され、今のように山に下りて畑を荒らすこともありません。
冬になると、イノシシを狩猟にいきます。
今でも、祖父の近所の方はイノシシ狩りに出かけていきます。
そして、イノシシの肉を分けてもらうこともあります。
牡丹鍋はおいしくて最高です。
イノシシには、油がたくさん含まれているので、地域の人にとって重要な栄養源となります。
今の山は荒れてしまい、動物たちが住みにくい環境になっているようです。
そして、昔より今の時代の方が、木が山にたくさんあると言われています。
しかし、整備されていない山が多いので、生きている山とは言えないかもしれません。
川では、冬になるとシャケが帰ってくる地域があります。
そのシャケを狙って、熊が山を下りてきます。
そのシャケを獲って、食事をするわけですが、全てを食べるわけではありません。
自分に必要な量を食べて、後は山に還します。
山に還すと、そのシャケは山の栄養分となる。
山に栄養が行き渡ると、他の動物が潤う。
そのように、人間や動物が意図しなくても、うまく自然が循環していたのを考えると、自然は良くできているなぁと改めて感じます。

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