二番煎じ

年末に発表される流行語大賞で本命とされている「じゃ、いつやるのか?今でしょ!」という伝説の予備校講師の言葉。
大ブームとなり、色々な所で使われている。
流行りものの使われ方に、非常に疑問を感じる。

いくら流行っているからといって、何にでも使えば良いというわけではないのだ。
便乗という二番煎じに甘んじてはいけないと思う。
地元の大型家具店のテレビコマーシャルで、このフレーズが使われていて、非常にガックリときた。

元から、センスが今ひとつなんだよな〜と思っていた家具店だったが、このCMを見て、ほらやっぱりセンスがね…と思った。
だれが構成を考えたのかは分からないが、例えばクライアントがこの流行ってるフレーズを使ってくれと言ったとしよう。

関わっている広告代理店や制作スタッフの誰も疑問には思わなかったのだろうか?流行りに乗って、面白くなるわけでもないのに…と思わなかったのなら、CMを作るクリエイターとしてのセンスが無かったのだ。
でも誰もが疑問に思ったはずだ。

それならば、クライアントになぜ言わなかったんだろう。
「二番煎じで面白いと思えません」とオブラートに包んで、本当に良いCMを作るために働くのが広告代理店の仕事ではないのだろうか。
それさえも言いずらいクライアントとの関係性しか築けていないのなら、仕事が足りない。

クライアントの顔色だけを見て、視聴者に受けるものを作るという本質から外れている。
クオリティの低いものを作りたいと思っているわけではないはずだ。
次の改編時期にはまだ少しだけ時間がある。
どうか面白いものを作ってもらいたいものだ。

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