人気になる理由

ロシアに渡り活躍している同い年のサッカー選手がいる。
もちろん日本代表としても活躍している選手だが、ストイックなことで知られている。
彼に密着した番組が先月放送されていた。

普段のインタビューではぶっきらぼうに答えている様子を見ても、マスコミ取材があまり好きではないと良く分かる。
そんな選手の密着番組はあまり見たことがないということで注目されていた。
様々な国籍の選手が集まるチームで苦労している点として、前日の試合内容が良くなかったにも関わらず、笑いが頻繁に出るような緊張感のない練習をしていることに対して、ストイックな彼は許せないらしい。

映像でみても、もどかしそうにしているのが良く分かった。
番組のインタビューの中で印象的だった言葉がある。
日本では海外で活躍しているともてはやされているが、世界的に見て自分はまだまだ。

「ビッグクラブから声がかかっていない現状を受け止めなくては。」という言葉にビビッときた。
同世代でヨーロッパで活躍する日本人サッカー選手は数名いるが、彼らに比べて自分はまだまだ。
本当に良い選手ならば声がかかっているはずだと、今の現状に甘んじてはいけないという彼の言葉にこちらもハッとした。
すべての社会人に言える、大事なことだと思った。

良い商品だと自己満足するのではなく、それでも売り上げに反映されていないという現状を受け止めなければいけないのだ。
なんで売れないんだろう?この良さに消費者は気がつかないんだろう?と不満を募らせる前に、アピールは充分に出来ているのか、そもそも求められている物なのか、ということを目を背けずに考えなければいけないなと思った。

サッカー選手とは仕事は違えど、仕事に向かうストイックさを教えてもらった密着番組だった。

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